
映画「フォールガイ 」の感想です。
いつものようにシネマトゥデイから引用します。
---- 見どころ ----
『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』などのデヴィッド・リーチ監督によるアクション。ある映画スターの失踪を機に、その行方を追うスタントマンが思いがけない事態に巻き込まれる。スタントマンを『ブレードランナー 2049』などのライアン・ゴズリング、彼の元恋人である映画監督を『クワイエット・プレイス』シリーズなどのエミリー・ブラントが演じ、リーチ監督作『ブレット・トレイン』などのアーロン・テイラー=ジョンソン、『アス』などのウィンストン・デュークらが共演する。
---- あらすじ ----
大けがで一線を退いていたスタントマンのコルト・シーバース(ライアン・ゴズリング)。思いがけずハリウッドの撮影現場に舞い戻ることになった彼は、そこで監督を務める元恋人ジョディ・モレノ(エミリー・ブラント)と再会し、彼女の気を引こうと命懸けのスタントを披露する。そんなとき、主役俳優トム・ライダー(アーロン・テイラー=ジョンソン)が突如姿を消す。ジョディとの復縁とともに自らの銀幕復帰も期待し、コルトはトムを捜し始めるが、次第に危険な状況に追い込まれていく。
観終わった瞬間に、あー、おもしろかった、と言える、痛快アクション・ムービー!です。
楽しい、楽しい。
主人公と一緒に、ハラハラドキドキ連続しているうちに、スカッとするラストへ!
王道の娯楽映画だと思います。いい!
タイトルのフォールガイとは、スタントマンのこと。
映画のHPのあらすじに
大ケガを負い、一線を退いていたスタントマン=コルト。
愛する元カノの初監督作で久々に現場復帰するが、
主演が突如失踪してしまう!
行方不明のスターの謎を追ううちに、
コルトは危険な陰謀に巻き込まれることに…
彼は己のスタントスキルで、この危機を突破できるのか!?
とありまして、ライアン・ゴズリング演じるコルト・シーバースが活躍するのは、スタントマンならではのスキルを活かしてというよりは、単にスタントマンをやれるほど身体能力が優れているから、のように感じられたのですが(その点で、一般的なアクション映画の主人公の身体能力が優れているのと同じ。特にスタントマンであることの意義というのは薄かったように思えました)、むしろ身体能力は当然ながら、危険なことをやってのける度胸こそがスタントマンとしての本領というか特質で、明らかに一般人だとひるんでしまうような状況でも挑んでいける点でスタントスキルが発揮されている、と考えるべきなのかも、と考えました。
登場人物は映画関係者がほとんどになっていて、いろんな映画のセリフやしぐさの引用がちりばめられていて、とても楽しい。
アクションシーン満載で、まさにスタントシーンの連続のような感じになっていまして、1編の映画の中に、いろんな種類のスタントシーンが(格闘、アクションシーン)ふんだんに盛り込まれています。
活劇シーンが登場するたびに、数多の映画の中の似たような活劇シーンを連想してしまいましたが、これ、製作サイドが狙っていると思います。
「見事に落ちた、ヤバい罠に」というポスターの惹句は少々勇み足な気がしますが、主演映画スターの失踪(?) から物語がひろがっていく(ねじれていく?)プロットも好み。
わかりやすい悪役の設定もいいですね。だからこそ、ラストシーンですかっとします。
ラストでライアン・ゴズリングたちが犯人(?) たちを罠にかけようとするのはあまり良い段取りとは思えませんでしたが、映画の撮影を利用したアイデア自体は面白いですし、撮影と現実が交錯していくアクションシーンはワクワクしました。
あと、印象的なのが犬!
途中から出てくるのですが、格闘シーン含め、あちらこちらでいい味。
とても楽しい映画でした!
製作年:2024年
製作国:アメリカ
原 題:THE FALL GUY
監 督:デヴィッド・リーチ
時 間:127分
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