2024年10月23日

名探偵コナン (14)


名探偵コナン (14) (少年サンデーコミックス)

名探偵コナン (14) (少年サンデーコミックス)

  • 作者: 青山 剛昌
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1997/03/18
  • メディア: コミック

<カバー裏あらすじ>
正体隠して探偵稼業 何とか事件は解決できてはいるけれど そろそろ蘭も怪しんでいるに違いない だけど、だけど‥‥ コナンが工藤新一だなんてこと やっぱり誰にも言えないぜ!!


名探偵コナン第14巻(少年サンデーコミックス)

FILE.1 写真があった!!
FILE.2 電話の数字
FILE.3 事件はこれから!?
FILE.4 落葉の中の尋問
FILE.5 母さんの胸の中!?
FILE.6 コナンの笑み…
FILE.7 有希子の笑み…
FILE.8 もう一人の…
FILE.9 奇妙な集まり
FILE.10 最後の客
の10話収録。

FILE.1~3は、マジシャン変死事件の真相を突き止めてほしいと、毛利探偵事務所に依頼人が。
トランプのカードを使ったダイイング・メッセージと数字の暗号は苦しいし、犯人の動機もミステリ漫画でおなじみの構図になっていて‥‥なのですが、いや、そんなことより、コナンの秘密に蘭が気づいちゃってますよ!

FILE.4の冒頭、コナンを問い詰める蘭で幕開け。
さて、どうなる!?
と思っていたら、窮地を救ってくれたのは、新一の母・有希子! なーんと、そう来ましたか。まあ、バレなくてよかった。
で、そのFILE.4~8は、有希子の幼なじみ広美の家・薮内家での遺産相続をめぐる話。
ブラジルから突然帰ってきた叔父とその連れで用心棒の若いブラジル人、というのがいかにも怪しげでそれらしくていいですね。
15年前に広美の母が井戸に落ちて死んでいて、後妻がいる、というのも雰囲気を盛り上げてくれます。
今この感想を書こうとしてパラパラ見返していたら、遺言状公開(こういう場が用意され
てるのもいいですね)のシーンで、さりげないけれど、しっかり真相をうかがわせるような場面が盛り込まれているのに気づきました。素晴らしい。
コナンが堂々とした謎解きを披露するのですが、最後を飾るのは意外な人物。
まあ、ミステリ的な趣向ではないので明かしてしまってもいいとは思いますが、エチケットとして伏せておきます。
ただ、FILE.1の冒頭の、あちらこちらの夫婦喧嘩のシーンが活きているのがよかったことを記しておきます。
エンディングは、蘭に気をつけた方がいい、と母がアドバイスし、ページを捲ると蘭が怒っているのでヒヤリとしました。

FILE.8~10は、お金持ち園子とともにスキー場に出かけた蘭とコナン。そこで園子、蘭の小学校時代の恩師米原晃子と出会い、彼女たちが予約した貸別荘に同行し、事件に巻き込まれます。
次巻第15巻 (少年サンデーコミックス)に続くので、感想はそのときに。
園子と蘭(ということは新一もですね)の通った小学校って、米花小学校ではなく、帝丹小学校っていうんですね。

裏表紙側のカバー見返しにある青山剛昌の名探偵図鑑、この14巻はコーデリア・グレイ。
これまで挙げられていた名探偵たちと違い、わずか2冊にしか登場しない探偵ですね。このことは紹介文でも触れられています。
青山剛昌のオススメは「女には向かない職業」 (ハヤカワ・ミステリ文庫)とのことです。

posted by 31 at 19:00| Comment(0) | コミック 青山剛昌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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